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メサ(Mesa)は、アメリカ合衆国アリゾナ州中央部、フェニックス東郊に位置する都市。この地域に住んでいるネイティブ・アメリカン、ピーマ族の言語ではモーミル(Mo:mli)という。人口は451,860人(2005年推計)。全米41位の規模で、シンシナティ、セントルイス、ピッツバーグ、マイアミ、ミネアポリスなどいくつかの地方中枢都市よりも人口が多い。成長著しい大都市フェニックスの郊外都市として人口増加が進んでおり、テキサス州アーリントンなどと並んで、ブーンバーブと呼ばれる、20世紀後半以降の同国の人口動態を象徴する大型衛星都市のひとつとして挙げられる〔Boomburbs; Smart Growth at the Fringe? p.2. Metropolitan Institute at Virginia Tech. 2005年1月29日.〕。 メサは1878年にモルモン教徒によって創立され、現在でもモルモン教徒が市の人口の約1割を占めている。市名はこの周辺のメサと呼ばれる地形に由来しており、モルモン教徒によってつけられた。 == 歴史 == 1世紀頃、この地域には先住民のホホカム族(Hohokam)が住みつくようになった。ホホカム族はピーマ族の祖先であると言われている。彼らはこの砂漠の地に運河を建設した。 その後この一帯はネイティブ・アメリカンのみが住む地であったが、19世紀に入ると入植者がやってきた。1865年、現在のメサ市中央部を南北に通っているバル・ビスタ通り(Val Vista Road)のあたりにメアリービル(Maryville)という入植地が建設された。やがてメアリービルが廃れたが、1877年にはモルモン教徒が現在のメサ市北西部にレヒ(Lehi)という入植地を建設した。翌1878年にはユタ州やアイダホ州から85人のモルモン教徒一行がレヒにやってきた。彼らはレヒにはとどまらず、その南に移ってホホカム族の運河を埋め、メサの町を創設した。 しかし1970年代までは、メサはフェニックスの東にある小さな町に過ぎなかった。1980年の国勢調査時にはメサは全米100位以内にも入っていなかった(ちなみに100位はロードアイランド州プロビデンス、人口156,804人)。しかし1980年代以降、フェニックスの成長に伴ってメサは郊外都市として急成長を遂げていくようになった。1990年の国勢調査では人口288,091人を数え、全米53位であった。2000年の国勢調査では人口396,375人(全米42位)、2005年の推計では人口451,860人(全米41位)と、メサの人口は現在でもハイペースで増加しつづけている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「メサ (アリゾナ州)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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